月形町について

月形町の歴史

  • 月形町の生い立ち 月形町の生い立ち
  • 月形町の歴史は、明治14年全国3番目の国立監獄として開設された樺戸集治監とともに始まりました。この難事業を託され見事に遂行した初代典獄月形潔の姓を、まちの名前に戴いた所以は、このユニークな生い立ちにあります。
    当時、アジア初の近代国家として自立を急ぐ明治日本は、北方からロシアの南下圧力におびえつつも「北門の鎖(さ)鑰(やく)」と位置づける北海道では内陸部の開拓が進まず、内地では士族の反乱や犯罪の増加に悩まされていました。時の内務卿伊藤博文からこの難問の解決を託されたのが月形潔でした。そんな時代に私達のまちの歴史が始まりました。そして図らずもこのまちに関わった人々の織り成すドラマは、吉村昭、山田風太郎、司馬遼太郎など幾多の作家たちによって世に紹介されました。

月形の自然

  • 月形の自然
  • 北海道の母なる大河・石狩川右岸に接する月形。増毛山地を背後に石狩川に注ぐ支流河川と豊かな森が織り成す風景は、その昔樺戸集治監の自給自足を支えた水と緑と耕地の里山です。冬は、道央圏有数の豪雪地帯へと姿を変えます。時にはしんしんと、時には過酷な吹雪となり、多いときは一夜で1メートルを超えることもあります。

月形の農業

  • 月形の農業
  • 月形の農業の個性は、切花、トマト、メロン、スイカ、南瓜、と多彩な園芸作物。小さいながらも高品質の産地として多くは本州方面に出荷されています。それを担うのは確かな技術を持った匠の農家たちです。

月形の暮らし

月形の暮らしは四季とともに営まれます。

  • 月形の暮らし 春

    雪の下で春を待ちわびてきた山菜たちがいっせいに顔を出します。月形の里山は知る人ぞ知る山菜の宝庫。行者ニンニク、ウド、カタクリ、ぜんまい、ワラビ・・・旬の味を求めて人々が訪れます。一方で農家は急速に進む雪融けと競うように春作業に勤しみます。

  • 月形の暮らし 夏

    メロン、トマト、スイカ、カンロ、月形特産の夏の味覚の季節です。朝夕の温度差が糖度を高め、農家は早朝から出荷作業に追われます。直売所には農家が丹精込めた野菜たちが顔を揃えます。

  • 月形の暮らし 秋

    田んぼが黄金色に輝き、木々が紅葉に色づき始める秋は、農家にとって一年の苦労が報われる収穫期は、農村が最も活気付くときです。そして収穫が終わると、長い冬はもうすぐそこまで来ています。11月になると農家は冬支度に追われます。

  • 月形の暮らし 冬

    月形は道内有数の豪雪地帯。早ければ11月には初雪が訪れます。12月には根雪となりそれから3月まで全てが純白の世界に変わります。雪に閉ざされる冬を乗り切る知恵が北国の暮らしを支えます。

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